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zoom RSS 第14回 九州AFVの会 レポート その2 〜詩人、宮崎一誠の世界〜

<<   作成日時 : 2011/10/25 08:30   >>

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自分が九州AFVの会に参加するようになって3年目。
きっかけはとある関西のお知り合いの方に誘われて、なんとなく参加してみました。
せっかくだからなんか持って行こうとKV-IIを展示させていただいたのですが、皆さんのその圧倒的な作品を前にしてAFV模型の世界に圧倒されてしまいました。
その中でも自分にとって一番心を奪われたのが宮崎一誠さんとおっしゃる方の発掘シリーズと銘打った作品たち。
「自分の目指すものはこれだ!」
とそれ以来日々精進してきたつもりです(発掘シリーズはそのとき銅賞を獲得されています。ジオラマではなく単品模型としてはかなりすばらしい成果をあげられました)。
それからの2年間の集大成のつもりで今回自分は1/16キングタイガーを展示させていただきました。

自分の作品の作り方から模型を作るうえでの心構えまで、全てに影響を与えてきた宮崎作品。
今年はマイクロリアルからマクロに魅せるということを主眼において作られたそうです。

では早速参りましょう(写真がしょぼしょぼで申し訳ございません・・・。)
BT-42(not AKB 48だそうです)
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印象としては、宮式のスタンダード的なものでしょうか。
彼の代名詞でもある「錆」ですが、非常にポイントを抑え嫌味なく配置されています。
写真はありませんが、排気管や吸気部のメッシュも非常に複雑な錆びっぷりでした。

JSU-152(タミヤとドラゴン)
画像

こちらは宮式スタンダードというよりも展示会を意識して作られたのでしょうか。
比較的明度、彩度ともに明るく派手な印象。
特にこの作品で感じたのが「白」の使い方のうまさ。

マチルダ(のはず)
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こちらは砂漠を意識した色合いとのこと。
ご本人さんは色合いに関してあまり納得されていらっしゃらないようでした。
ベースの色がちょっと暗めなのも影響しているのでしょうか?たしかに砂漠のイメージより若干くすんだ色合いにシフトしている印象。
しかし今回はマイクロリアルにはこだわらないとおっしゃいつつも、排気管などのポイントはしっかりと抑えていらっしゃる様子。

ラング(だと思う)
画像

今回の作品の中で最も絵画的手法を意識されたのでしょうか。戦車上面に青い空を投影するというほどの青。
あえてカラーモジュレーションとは言わず、「色調変調法」と日本語で表現するのがぴったりだと思います。
ほんと青いんですが、あまり違和感を感じませんでした。
塗料や金属の劣化によるものでもアリだな、と感じられます。

地球連邦軍61式戦車(とガンダムアーム)
画像

某コンテストにも出品された作品。
ポスカまみれのその車体・腕はこれまた宮式の王道とでも言うべき表現方法。
何よりこれまた錆のポイントがうまい!
ガンダムアームのジョイント部分の錆表現はまさにため息モノ。
全体の白とうまいコントラストをかもし出していました。
これらは空想の世界の機械ですが、正直一番「リアル」と感じられました。
なんでだろう?

そしてご本人さん曰く、「問題作品」
The たんく
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・・・こりゃ大問題だわ。
年季の入ったAFVモデラーからするとおそらく「こいつなめとんのか?」という感じでしょう。
しかし自分にとって「大問題」というのは「大きな問題提起」でした。
自分のファーストインプレッションは
「おや?今回も発掘シリーズ?えらい泥の塊がついたT-34だな・・・。」
で、よくよく見ると・・・
「あぁ、高熱による金属の解けた表現を・・・って、ええ?!」
一瞬のうちにこういう思考を辿りました。
もちろん宮崎作品だからという思い込みもあったでしょうが、自分にはただのショボっちぃ粘度細工には見えなかったんです。
「究極に抽象化された戦車という「記号」に金属・錆表現を与えると人はどのようなリアクションを示すのか。」
そこが彼の狙いだったのでしょうか?
彼から出された問題に対する回答はなんなのでしょうか?(考えすぎか?)
いずれにしてもこの「The たんく」を見ていく人の表情を影から見ながら宮崎さんはニヤニヤしていたに間違いありません。
(このTheたんくにまつわるエピソードには続きがありますが、それはまた次回以降で。)

もう一つ回転台のうえに展示されてあったクラッシュモデルもあったのですが、動画撮影だけで写真を撮り忘れ・・・。
いずれにしても彼は造型家というより、詩人・哲学者ですわ。
いやはや、堪能しました。来年度に向けての問題・課題も消化不良を起こすぐらいいただきました。

次回は他にも気になった作品や、賞を受賞された方の作品についてです。

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